展示会の小間とは
基礎小間とは主催者が出展者に提供するスペースを指し、ブースとも呼ばれています。(海外ではboothやexhibition standとよばれる)
それぞれのコーナーはパネルと言われる間仕切りで区分され、出展者はそれぞれ1小間から複数小間を購入し、商品やサービスのプロモーション行う。間仕切りパネルの大部分がシステマティックな構造のパネルなので無機質だ。
小間の種類には、いくつかの小間が繋がった並列小間(パッケージブース)と他の小間と干渉しない独立小間(フリービルド)がある。1小間(シェルスキーム)の広さは多くの場合、約3mx3m。
並列小間で角の小間は隣との間仕切り壁が1面になり間仕切りが減るので来場者を誘引しやすいというメリットがある。
一方、独立小間は複数の小間を購入することで成立する。スペースだけが提供されるフリービルドスペースなので、デザインは自由だが、高さの制限はあるもののバッケージブースよりも高くできる。
<名称等>
【システムパネル】・・・メラミン化粧板をアルミフレームで巻き込むようにおさてパネル化し自立させる。スタンドを用いると自立も可能だが展示会の基礎小間(ブース)で使用される場合は、直角に組み合わせて強度を高めている。硬質のメラメン材のため押しピンを使ったポスター貼りなどはできない。
かつては木パネルを立て、さまざまな色や柄の紙を使い経師していたが、今日ではシステムパネルの使用が多い。色は白っぽく無機質のため、システムパネルに抱き合わせてカラーリングしたり、再剥離可能なカラーシートを貼る場合もある。
メージャーなメーカーには、オクタがある。
【パラペット】・・・パネルの上部を連結させ、サインや照明等の設置ができる機能がある。また、連結によりブースの強度が上がる。
【パンチカーペット】・・・ポリエチエンやポリプロピレンを材料にしたカーペットでニードルパンチともよばれる。基礎小間に付随する場合もあるが、多くはオプション扱いになる。幅は90cmと180cmの2種類。
簡易デジタルサーネージの作り方
デジタルサイネージ(degital signage)とは、文字の通りデジタルの看板、映像を使った動くポスターだ。
通常のデジタルサイネージは高価だが、メディアプレイヤーを使い、普通の液晶テレビでも同じような仕組みが作れる。
パワーポイントで編集したデータをスマートメディアに入れ、メディアプレイヤーを介することでデジタルサイネージのように機能する。
映像は液晶テレビを使い、台の上に置いたり、壁面やモニタースタンドに掛けたりしてセットする。
モニタースタンドはレンタルする方法もあるが、市販の液晶テレビは安価になった。
専用のブラケットを使い、システムパネルの壁面に架ける方法もあるが、モニターの穴と金物が合うかどうか確認する必要がある。
メディアプレイヤーはいろんな種類が売られているが、安価なものでもちゃんと機能するのがある。
また、ヤマトサイネージもあります。
・モニタースタンド・・・こちらから
ディスプレイとは何か
1.ディスプレイデザインの基本的概念
2.ディスプレイデザインの領域
3.ディスプレイデザインの特性
4.ディスプレイデザインの優位性
展示会とは何か
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3.日本における近代的展示の始まり
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展示会と博物館
1.展示会
2.博物館
3.AR(拡張現実)
<記事>
・展示会とディスプレイ
・博物館編集とディスプレイ
・展示会におけるAR
・展示会のコマやブースとは何か
・展示会での分かりやすい表現
・展示会来場者の誘引方法
・展示会と企業ブランド
・基礎コマを使った簡易的なデザイン
・何度でも使える展示装飾
・展示会でのデジタルサイネージ
イベント
1.販促イベントの装飾
2.パブリックイベントの装飾
3.パレードの装飾
4.仮設ステージ
<記事>
・販促イベントとディスプレイ
・パブリックイベントと装飾
・パレードとディスプレイ
・仮設ステージとディスプレイ
・のぼりからわかること
・テントからわかること
・市販品の利用
空間演出
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3.什器製作
サイン