福岡の看板製作・サインデザイン

1.LEDサイン

1)LEDパネル
(1)特徴
<Adventage>
 LEDパネルの第一の特徴は夜でもポスターパネルを明るく、クッキリと見せる点にある。かつてのコルトンボックスと同じ役割があるが、コルトンボックスは板面の背後にFL等の照明器具を設置する必要があった。そのため必要な厚みが伴っていたが、LEDパネルはパネルの厚みだけでその機能を発揮できる。
 
 第二の特徴はLED素子の利用により、電気代があまりかからない。メーカーによって異なるが、「LEDパネル看板専門店」によれば、FL60Wを4本使用する看板に対してA1サイズLEDパネルの電気代は1ヶ月で88%もダウンするという。(1日12時間使用)
 
 第三の特徴は、ほとんどのLEDパネルはポスターの設置が容易にできるように工夫されている。その多くはフレームが四辺開閉など表側のフレームが開くようになっている。わざわざパネルを外す必要なくワンタッチでセッティングが簡単だ。
 
<Disadvantage>
  LEDパネル内に普通のポスターを入れても全く効果がない。「バックライトパネル」呼ばれるフィルム状のメディアを使ってプリントされたポスターを使用するため普通のメディアプリントのものは使えない。
 
(2)構造と種類
 LEDパネルはフレーム内の二辺もしくは四辺(一周)にセットされたELD素子の光がパネル内に導光され、発光する仕組みである。パネル内における光の拡充方法は提供企業によって異なるが、光をより美しく均等にするために溝やドットを彫り込んだ導光板などがある。
 
 また、本体とフレームの両方を発光させるLEDパネルもある。これなら背景への光の投射が可能となり、ポスターを浮かび上がったような演出が可能だ。T&D Lightec社のCrystal Light boxはその代表の一つである。
 
(3)価格
LEDパネル価格はサイズによって異なる。例えばA1サイズは40,000円〜50,000円だが、ディカウント価格で提供してくれる企業もある。「カードローナボールディン社」
 
(4)効果
 LEDパネルは夜間営業の店舗や施設での効果的なのはもちろん、夜間の街頭において、PR効果を発揮する。さまざまな情報に溢れた街の中心部は
 

LEDライトパネルの種類
LEDライトパネル
LEDライトパネルの種類
LEDライトパネルの種類
7000lxのLEDパネル
 

2.LEDネオン
(1)ネオン風アクリル文字
LEDドットモジュールを内臓した可愛らしいアクリル文字。
厚みは下部のアクリルが15ミリ、表面のアクリル部が15ミリでできている。文字のライン幅は12ミリ以上が必要。
・屋内外での使用が可能
 
(2)LEDネオンチューブ(水平曲げ)
 ネオンサインは1910年のパリ・モーターショーで使われたのが最初だ。その技術が世界中に普及したのは、もう昔の話。今ではLEDを使ったネオンサインに変わろうとしている。
 LEDネオンチューブは横に曲げることができるため、単体での文字やロゴ作成、チャンネル文字との組み合わせ、ライン処理による間接照明など使い方は多様だ。
 ただし曲げた際の最小内径は5cm。
 
・紫外線や黄色化に強い
・寿命 50,000時間
・1ロール10m
 

LEDネオン
ネオン風アクリル文字
LEDネオン
水平に曲がるネオンチューブ

3.カットアウト
 展示装飾や看板での切り抜き文字とはアクリルやカルプ、スチレンボードなど厚みのある素材を専用の工業用ミシンで切り抜いた立体文字である。
 多くは文字やロゴマーク等のカット文字として使われる。
 
 厚みにもよるが、天地15ミリくらいの小さい文字もカットまでカットできる。 ミシンでのカットも可能だが、小さい文字はレーザーカットの方が適している。レーザーカットも可能だが、大きさや厚み、素材に制限がある。例えば、塩ビ系、フッ素系は有毒ガスが発生し、鏡はカットはレーザーが反射するため全くできない。
 
1)カルプ文字
 カルプ文字はカルプボードを切り抜いた立体文字だ。カルプボードは厚みのある低発泡ウレタン樹脂にアクリルや塩ビ、アルミ複合板を貼り合わせた素材で、一般的な厚みは、10mm、20mm、30mm、50mmがある。また、耐水性と耐候性を有するので、多くは看板の立体文字として使用されるが、展示装飾時のロゴマーク等の切り抜きにも適している。
 
2)アクリル切り抜き文字
 アクリル切り抜き文字の特徴は光沢のある美しさだ。アクリルの光沢はクールな印象を与える。10ミリの厚みまでは、1ミリ単位でほぼ注文できる。そのほか、10ミリ、13ミリ、15ミリ、18ミリ、20ミリもある。
 

切り抜き文字
切り抜き文字
ミシンカットによる切り抜き作業

4.浮き出し立体プリント
 浮き出し立体プリントは、プラスチックにプリント後、型に合わせて立体的に浮き出す。その後、少しのマージンをつけ、立体部だけを切り抜くこともできる。しかし、片面だけの浮き出しになる。
 
 平面プリントに比べて、見る側に強い印象を与えるのは明白だ。大きさはA3サイズくらいだからさほど大きくはないが、立体感がそのインパクトをカバーする。
 一つだけのディスアドバンテージはある程度のロット数が必要になる。製作期間は約1ヶ月。
 
 数が必要な点から多店舗展開のショップのプロモーション装飾に向いている。もちろん、大手企業の商品PR什器や装飾としても効果的だ。
 
1個でも製作可能だが、20個くらいからがコストパフォーマンスがはかれる。
 
 

浮き出し立体プリント
浮き出し立体プリント
浮き出し立体カット

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