ディスプレイの図面・デザイン・イメージパース
図面・デザイン・パース |
図面やパースだけでも対応しています。
<グラフィカルな図面>
展示会やイベントの図面は何の役に立つのであろうか?
的確な製作指示のためと言うのも正解だが、果たして詳細な図面から素人の人たちは完成形をイメージできるのだろうか?たいがい、最後の決定権を持っているのはテクニカルに疎い人たちである。そうした人たちも含めて、見ただけで理解し、完成形がイメージできる図面でありたい。
だが、図面には2種類ある。安藤忠雄氏は他社のコンペ入賞作の図面を見たときに、その密度の濃さや分量に驚いたという。パソコンで描ける今日では、内装も建築図面がそうであるようにイベントや展示会、博物館の図面も詳しく描ける。僕たちも製作図となれば、そこまではないかもしれないが、詳細に描く。
綺麗なのが好きな人には美しく。細かく知りたい人には詳細に。 図面は人を選ぶ。多様性に満ちたディスプレイデザインの一片だ。
<アイデアか思いつきか>
アイデアとは何であろうか?
アイデアの形容詞"ideal"は「理想的な」意味がある。理想的な何かを考えるということかもしれない。ところが理想形は人によって異なる。展示会やイベントのアイデアにおいて、自分の理想ばかりを訴えても課題を複雑にするだけだ。
優れたアイデアとは、アイデアだと思っていた意識を捨てることかもしれない。それは単なる思い付きに過ぎなかったと認識できたら良い。
マーケティングにおけるビッグアイデア(Big Idea)に底流するのは「共感」だ。他者あってのアイデアといえるかもしれない。
イベントにおけるイメージパースはどうあるべきだろうか?
設計図通りに描きおこし、立体的に見せるものであれば、ハイクラスのソフトをマスターすれば実現できる。人の素材もたくさん販売されているので、誰にでも正確なイメージパースが描けるようになるチャンスはある。
しかし、建築パースとイベントパースには大きな違いがある。建築は完成したモノの価値を享受するのに対し、イベントは参加した人たちがイベントの楽しさや面白さ、その盛り上がりなどを享受する。建築パースが伝えるのはハードの価値、イベントパースはソフトの価値ともいえる。
どちらも、完成前に雰囲気を伝えるという点では共通しているが、ソフトの価値を伝えるのは容易でない。目に見えないものを描く能力が求めらるようだ。
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